【子連れ仙丈ヶ岳】小学2年生と2泊3日で登頂|北沢峠・小仙丈ヶ岳ルートのリアル体験記

子連れ登山

小学2年生の息子と2人で、南アルプスの仙丈ヶ岳に登ってきました。

今回の日程は2泊3日。

1泊目は北沢峠の「こもれび山荘」、2泊目は山頂直下の「仙丈小屋」に宿泊し、北沢峠から小仙丈ヶ岳を経由して仙丈ヶ岳を目指しました。

仙丈ヶ岳は標高3,033m。

3,000mを超える本格的な山ですが、過去に私自身が登った際に「比較的登りやすいのに、とにかく景色が素晴らしい山」という印象が残っていました。

息子にもこの景色を見せたい。

そして今回、7歳・小学2年生で挑戦。

結果は無事登頂。

特に森林限界を越える6合目以降は絶景の連続で、富士山・北岳・間ノ岳という日本の標高1位〜3位の山を同時に見ることができました。

子どもと本格登山を始める山として、仙丈ヶ岳はかなりおすすめです。

ただし、今回余裕を持って登れた大きな理由は「2泊3日にして登山の負荷を分散したこと」。

子連れ仙丈ヶ岳を考えている方の参考になるよう、実際のルート・タイムスケジュール・難易度・装備・アクセスまで詳しく紹介します。


  1. 結論|仙丈ヶ岳は子どもの本格登山デビューにおすすめ
  2. 今回の仙丈ヶ岳登山の基本情報
  3. なぜ小学2年生と仙丈ヶ岳を選んだのか
  4. 1日目|北沢峠へ移動してこもれび山荘泊
    1. 5:00 自宅出発
    2. 7:30 八ヶ岳パーキングエリアで朝食
    3. 11:00 平家の里でジビエランチ
    4. 12:10 戸台パークから北沢峠へ
    5. 13:10 こもれび山荘到着
  5. 2日目|小仙丈ヶ岳を経由して仙丈ヶ岳へ
    1. 4:30 起床
    2. 北沢峠〜6合目|森の中をひたすら登る
    3. 8:00 6合目|森林限界を越えると世界が変わる
    4. 小仙丈ヶ岳へ|富士山・北岳・間ノ岳が並ぶ
    5. 9:00 小仙丈ヶ岳
    6. 10:40 仙丈ヶ岳山頂
    7. 11:10 仙丈小屋到着
    8. YAMAPで見る2日目の登山量
    9. 11:30 仙丈小屋で昼食
    10. 今回の本当の狙いは雷鳥だった
  6. 3日目|仙丈小屋から北沢峠へ下山
    1. 5:00 起床
    2. 6:30 下山開始
    3. なぜ往復とも小仙丈ヶ岳ルートにしたのか
    4. 下りは子どもの方が速い
    5. 8:00 6合目|再び森林帯へ
    6. 9:50 北沢峠到着
    7. 10:00 北沢峠発
    8. 下山後は温泉と蕎麦
  7. 小学2年生で仙丈ヶ岳は登れる?
  8. 仙丈ヶ岳の難易度|旭岳・金峰山・乗鞍岳と比較
    1. 景色
    2. 2泊3日なら旭岳・金峰山より少し楽
    3. 技術的には歩きやすい
  9. 子連れなら1泊2日以上がおすすめ
  10. 仙丈ヶ岳のトイレ事情
  11. 水・行動食
  12. 今回の装備
  13. YAMAPを使って分かったモバイルバッテリーの重要性
  14. 地味に持っていけば良かったもの|腕時計
  15. 8月の仙丈ヶ岳の服装
    1. 日中は半袖でも十分
    2. 朝晩はフリースがあると安心
  16. こもれび山荘と仙丈小屋の宿泊費
    1. こもれび山荘
    2. 仙丈小屋
  17. 今回一番良かった景色|日本1位〜3位の山を同時に見る
  18. まとめ|仙丈ヶ岳は「本格登山を開始するのに最高の山」

結論|仙丈ヶ岳は子どもの本格登山デビューにおすすめ

今回登ってみて改めて感じたのは、

仙丈ヶ岳は「本格登山を開始するのに最高の山」

ということです。

標高は3,033mありますが、クライミング技術が必要な場所はほとんどありません。

多少の岩場や鎖場はあるものの、小学2年生でも自力で越えられる範囲でした。

一方で、6合目を越えて森林限界に出ると一気に景色が変わります。

甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、富士山、北岳、間ノ岳、遠くには八ヶ岳や金峰山方面の山々。

体力消費に対して得られる景色の大きさは、大菩薩嶺にも通じるものがあります。

ただし、仙丈ヶ岳そのものが簡単というわけではありません。

一般的な北沢峠からの日帰り往復なら、それなりの体力が必要です。

今回は、

  • 1日目:北沢峠のこもれび山荘泊
  • 2日目:仙丈ヶ岳登頂後、仙丈小屋泊
  • 3日目:北沢峠へ下山

と登りと下りを分割。

この方法なら、登山経験のある小学2年生でもかなり余裕を持って登れました。


今回の仙丈ヶ岳登山の基本情報

  • 登山日:2026年8月21日(金)〜23日(日)
  • メンバー:私、長男(7歳・小学2年生)
  • 登山口:北沢峠
  • ルート:北沢峠→小仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳→仙丈小屋→小仙丈ヶ岳→北沢峠
  • 1泊目:こもれび山荘
  • 2泊目:仙丈小屋
  • 結果:仙丈ヶ岳登頂成功
  • 標高:3,033m
北沢峠にあった周辺案内図。北沢峠は仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳の基点になり、2日で両山登る人も多い。

息子は今回が初めての登山ではありません。

これまでに、

  • 2025年:乗鞍岳、大菩薩嶺
  • 2026年:金峰山、旭岳

に登っています。

そのため「7歳なら誰でも余裕」という意味ではありません。

ある程度山歩きに慣れている小学生が、次のステップとして挑戦する山として仙丈ヶ岳は非常に良いと感じました。


なぜ小学2年生と仙丈ヶ岳を選んだのか

私自身、仙丈ヶ岳に登るのは今回が2回目です。

以前登ったときから、

「3,000m級の山の中では比較的登りやすいのに、景色がとにかく良い」

という印象が残っていました。

そのため、息子が本格的な3,000m級登山へ進むタイミングで、ぜひ見せてやりたいと思っていた山のひとつです。

実際に今回登ってみても、その印象は変わりませんでした。

技術的な難しさは比較的小さい。

しかし、森林限界を越えれば一気に南アルプスらしい大展望になる。

子どもに「高い山に登る面白さ」を感じてもらうには、非常にバランスの良い山だと思います。


1日目|北沢峠へ移動してこもれび山荘泊

5:00 自宅出発

初日は登山をせず、北沢峠まで移動する日です。

5:00に自宅を出発。

中央道を利用し、伊那インター方面へ向かいました。


7:30 八ヶ岳パーキングエリアで朝食

途中、八ヶ岳パーキングエリアで朝食。

八ヶ岳ブレンドとあんクロワッサン

登山前日というより、この日は完全に移動日。

子ども連れでは無理に北沢峠到着後に登り始めず、翌朝から体力満タンで歩けるようにすることを優先しました。


11:00 平家の里でジビエランチ

戸台パークへ向かう途中、「平家の里」で昼食。

ラーメンも名物なようだが、今回はジビエ中心で。

ジビエ料理を食べてから戸台パークへ向かいました。

イノシシロース。あと鹿肉も頂きました。

登山だけで1日を埋めず、移動途中の食事も楽しめるのは2泊3日にしたメリットのひとつでした。


12:10 戸台パークから北沢峠へ

12時前に戸台パークへ到着。

駐車料金は1,000円で、帰りに支払いました。

バス券は自動販売機で購入。

戸台パーク〜北沢峠の料金は、

  • 大人運賃:1,150円
  • 小児:大人運賃の半額
  • 手回り品料金:220円

今回の往復合計は3,890円でした。

戸台パークのバス停

行きは12:10発。

バスは補助席部分を除いてほぼ満席でしたが、タイミングよく待つことなく乗車できました。

なお、バス車内や途中にトイレはありません。

北沢峠にはトイレがあります。

バス停の前は北沢峠。木の間からこもれび山荘が見える。

13:10 こもれび山荘到着

北沢峠到着後、そのままこもれび山荘へ。

この日はここで宿泊です。

今回こもれび山荘に前泊した理由は、

翌朝、体力満タンの状態で仙丈ヶ岳へ向かうため。

子連れ登山では、この1泊がかなり効いたと感じました。

17:00に夕食。

翌朝が早いため、19:00には就寝しました。

こもれび山荘については、食事・寝室・トイレ・館内設備などをこちらで詳しく紹介しています。

こもれび山荘夜景

2日目|小仙丈ヶ岳を経由して仙丈ヶ岳へ

4:30 起床

翌朝は4:30起床。

5:00に朝食を食べ、5:30に登山開始です。

北沢峠の登山道入り口

小学生連れなので、とにかく早めに行動を開始。

時間に追われないことを最優先にしました。


北沢峠〜6合目|森の中をひたすら登る

6合目までは基本的に樹林帯。

そして、ほぼずっと登りです。

景色もあまり見えません。

登り始めは森の中。木の隙間から朝日。

今回のルートで精神的に一番きついのは、むしろここかもしれません。

「せっかく南アルプスまで来たのに、ずっと森の中」

という時間が続きます。

ただし息子は、「疲れた」「帰りたい」と言うことはほとんどありませんでした。

今日泊まる仙丈小屋がいつ見えるのかを気にしながら歩いていました。

途中、馬の背ヒュッテが見えたこともあり、

「仙丈小屋はどこ?」

と何度も気にしていましたが、仙丈小屋がはっきり見えるのはかなり山頂に近づいてからでした。

6合目寸前

8:00 6合目|森林限界を越えると世界が変わる

8:00頃、6合目へ。

ここで森林限界を越えます。

そして、今まで森の中だった景色が一気に変わりました。

右側の雲で隠れているのが甲斐駒ヶ岳。

甲斐駒ヶ岳。

鳳凰三山。

ここから先は、仙丈ヶ岳の最大の魅力ともいえる絶景区間です。

正直、6合目までの疲れが一気に吹き飛びました。

森林限界を越えて小仙丈ケ岳への道のり

小仙丈ヶ岳へ|富士山・北岳・間ノ岳が並ぶ

標高を上げていくと、さらに視界が開けます。

そして見えてきたのが、

  • 富士山
  • 北岳
  • 間ノ岳

の3座。

標高日本1位・2位・3位の山です。

この3つが同時に並んで見える景色には感動しました。

左から、富士山、北岳、間ノ岳。ちなみに仙丈ケ岳は18位らしい。

息子にも、

「富士山が1位、北岳が2位、間ノ岳が3位」

と説明。

単に絶景を見るだけでなく、「今見えている山が何なのか」を子どもと話しながら歩けるのも登山の面白さだと思います。

今回の仙丈ヶ岳で、私が一番感動した景色でした。


9:00 小仙丈ヶ岳

9:00頃、小仙丈ヶ岳に到着。

ここからも富士山・北岳・間ノ岳を眺められます。

遠くには八ヶ岳や金峰山方面の山々も見えました。

この先は尾根を歩きながら仙丈ヶ岳を目指します。

息子は特に弱音を吐くこともなく、淡々と歩いていました。


10:40 仙丈ヶ岳山頂

10:40、仙丈ヶ岳山頂に到着。

無事、標高3,033mまで登ることができました。

山頂付近にも大きな岩場が連続するような場所はありません。

多少岩場や鎖場はありますが、今回親が手を貸したのは1〜2回程度でした。

最大の鎖場。自力で通過。

金峰山山頂付近のように岩が延々と続く感じでもなく、旭岳のように足元が滑りやすい場所も少ない。

子どもにとっては比較的歩きやすい登山道だと感じました。

この日は晴れ間もあり、山頂は意外なほど暑め。

周囲でも「暑い」と話している人がいるほどでした。

山頂付近から仙丈小屋を見下ろす

11:10 仙丈小屋到着

山頂から少し下り、11:10仙丈小屋へ到着。

仙丈小屋。右下のドアはトイレ。建物左側の階段を登ると2階に受付・売店がある。

すると息子が喜んだのは、実は山頂より山小屋。

「今日歩くのはここまで」

という安心感があったのだと思います。

仙丈小屋到着時の体力は、まだ大きな不満が出ないギリギリくらい。

今回「楽だった」と感じる最大の理由がここです。

通常なら、この後さらに北沢峠まで一気に約1,000m下ります。

しかし今回は仙丈小屋泊。

登りと下りを別日に完全に分けました。


YAMAPで見る2日目の登山量

今回初めてYAMAPを使用しました。

2日目の記録は、

  • 距離:4.6km
  • のぼり:1,065m
  • くだり:220m

でした。

距離だけ見ると短いですが、標高差は1,000m以上。

それでも下山を翌日に回したことで、かなり余裕を作ることができました。


11:30 仙丈小屋で昼食

到着後は仙丈小屋で昼食。

名物無水カレー

その後は山小屋周辺でのんびり過ごしました。

あんみつと生ビール

17:00に夕食。

20:00には就寝です。

仙丈小屋については、食事・寝室・トイレ・設備などをこちらで詳しく紹介します。


今回の本当の狙いは雷鳥だった

実は今回、息子と私が期待していたものがありました。

雷鳥です。

息子とは以前、乗鞍岳で雷鳥を見ることができました。

今回も仙丈ヶ岳で探してみようと考えていました。

山小屋の方にも雷鳥がいそうな場所を聞き、地蔵尾根方面にも少し行ってみました。

地蔵尾根。登山者誰もおらず。

しかし今回は出会えず。

下山中は代わりにホシガラス探し。

息子はホシガラスを見つけるのをかなり楽しんでいました。

スマホで写真に収めるのは至難の業。ホシガラスは雷鳥とは違い近づいてきてくれない。

雷鳥については、息子も「今回はいないね」と意外とあっさり諦めていました。

まあ、乗鞍岳ではすでに会えています。

次の山で再挑戦です。


3日目|仙丈小屋から北沢峠へ下山

5:00 起床

3日目は5:00起床。

ただ、実はここで少し後悔があります。

事前の予報では曇り。

そのため朝はあまり期待せず、2人とも完全に爆睡していました。

気づけば夜明け直前。

仙丈小屋周辺には、朝に富士山・北岳・間ノ岳や日の出をきれいに見られる場所があるそうです。

今回はそこまで移動せず、山小屋から朝日を眺めました。

山小屋前からでも十分きれいでしたが、

次に仙丈小屋へ泊まるなら、早朝は山頂方面へ行ってみたい。

これが今回一番の後悔です。


6:30 下山開始

5:30に朝食。

6:30、北沢峠へ向けて下山開始です。

帰りも小仙丈ヶ岳経由。

山頂には再び登らず、そのまま北沢峠方面へ戻りました。


なぜ往復とも小仙丈ヶ岳ルートにしたのか

仙丈ヶ岳には馬の背方面を通るルートもあります。

しかし今回、藪沢方面で熊の親子が毎日のように目撃されているという話を聞きました。

そこで、

  • 熊の目撃地点から離れている
  • 景色が良い

という理由から、小仙丈ヶ岳ルートを往復しました。

結果として、往復とも絶景を楽しめたので良かったと思います。


下りは子どもの方が速い

息子は登りより下りの方がペースアップ。

かなり元気に下っていきます。

ただし、終盤で勢い余って一度転倒。

驚いていましたが、落ち着いたらそのまま歩き始めました。

転倒現場。下り三合目付近だったと思われる。水を飲んで再スタート。

子どもは下りで元気になりやすい反面、スピードが出すぎるのは注意が必要です。


8:00 6合目|再び森林帯へ

8:00頃、6合目。

ここから再び森の中へ入ります。

前日は「ここから絶景が始まる」場所。

帰りは逆に「絶景区間が終わる」場所でした。


9:50 北沢峠到着

9:50、北沢峠へ到着。

下山完了です。

北沢峠周辺のバスが通る車道が見えて大喜び。

YAMAPの3日目の記録は、

  • 距離:3.8km
  • のぼり:119m
  • くだり:974m

でした。

登り約1,000mを2日目。

下り約1,000mを3日目。

こうして完全に分けたことで、子どもの負担はかなり小さくなりました。


10:00 北沢峠発

10:00発のバスにそのまま乗車。

こちらも待ち時間ほぼなし。

10:45頃、戸台パークへ戻りました。


下山後は温泉と蕎麦

登山終了後はそのまま帰宅せず、少し寄り道。

11:30〜12:00頃、高遠さくらホテルで日帰り入浴。

登山後に汗を流してから帰れるのはありがたいところです。

その後は杖突峠へ。

峠の茶屋で蕎麦を食べ、諏訪インターから中央道へ入りました。

17:30頃、自宅到着。

2泊3日の仙丈ヶ岳登山が終了しました。


小学2年生で仙丈ヶ岳は登れる?

今回の結論としては、

登山経験のある小学2年生なら、仙丈小屋泊を組み合わせれば十分狙える

と感じました。

実際、仙丈小屋には小学3年生くらいの子どもとお母さんの親子も宿泊していました。

今回息子は、

  • 疲れた
  • 帰りたい
  • もう歩きたくない

といった言葉をほぼ言いませんでした。

むしろ言っていたのは、

「ママと弟に会いたい」

ということ。

途中で電話したがっていました。

体力的な限界よりも、家族と離れている寂しさの方が先に来たようです。


仙丈ヶ岳の難易度|旭岳・金峰山・乗鞍岳と比較

今回までに息子とは、

  • 大菩薩嶺
  • 乗鞍岳
  • 金峰山
  • 旭岳

にも登っています。

その経験を踏まえて比較すると、

景色

絶景度は乗鞍岳級。

特に6合目以降の景色は素晴らしいです。


2泊3日なら旭岳・金峰山より少し楽

今回のように仙丈小屋で1泊するなら、体力的には旭岳や金峰山より少し楽に感じました。

理由は、1日の歩行時間が短いからです。

一方、一般的な北沢峠からの日帰り往復をするなら話は別。

その場合は旭岳や金峰山よりかなりしんどいと思います。


技術的には歩きやすい

小さな岩場や鎖場はあります。

ただし、

  • 旭岳のような滑りやすさが少ない
  • 金峰山山頂付近のように岩場が延々と続かない
  • クライミング技術はほぼ不要

という点で、子どもには比較的歩きやすい山だと思います。


子連れなら1泊2日以上がおすすめ

仙丈ヶ岳は日帰りできる山です。

実際、多くの登山者は日帰りで往復します。

しかし子連れなら、私は1泊2日以上をおすすめします。

特に今回の2泊3日はかなり余裕がありました。

1泊目をこもれび山荘にすることで、

翌朝5:30から体力満タンで登山開始。

さらに2泊目を仙丈小屋にすることで、

「登ったあと1,000m下る」

という負担を翌日に回せます。

子どもが登山を嫌いにならないためにも、

「行ける限界まで歩かせる」より「まだ歩けるところで終わる」

くらいで良いと思います。


仙丈ヶ岳のトイレ事情

今回利用できたトイレは、

  • 北沢峠
  • こもれび山荘
  • 仙丈小屋

のみ。

登山道途中にトイレはありません。

子連れでは、出発前に必ず済ませておいた方が安心です。


水・行動食

今回、水は500mlペットボトルを4本。

2人で合計2L持っていきました。

結果として足りましたが、

あと500mlもう1本あれば万全だった

という印象です。

仙丈小屋でも飲み物は購入できます。

今回私たちは購入しませんでした。

こもれび山荘では水を補給。

登山途中の水場では補給していません。

食料は、

  • コンビニのおにぎり4個
  • カロリーメイト
  • お菓子

など。

お菓子は思ったより早くなくなりました。

子連れでは、行動食は少し多めの方が良さそうです。


今回の装備

主な装備は以下です。

  • 35Lザック
  • 登山靴
  • レインウェア
  • フリース
  • ヘッドライト
  • シュラフシーツ
  • 熊鈴
  • モバイルバッテリー
  • 帽子
  • 日焼け止め

仙丈小屋ではシュラフシーツが必要だったため持参しました。

また、森林限界以降は日差しを遮るものがありません。

帽子は必須。

日焼け止めも使用しました。


YAMAPを使って分かったモバイルバッテリーの重要性

今回初めてYAMAPを使いました。

ルートや行動記録を確認できるのは非常に便利です。

一方で気になったのがスマホの電池消費。

山頂付近で1泊する今回のような登山では、

モバイルバッテリーは容量・性能ともに余裕が必要

だと感じました。

普段よりスマホを長時間使用するため、古いモバイルバッテリーでは少し不安。

次回は最新のものを準備したいところです。


地味に持っていけば良かったもの|腕時計

今回、意外と後悔したのが腕時計です。

時間を見るたびにスマホを取り出す。

そのたびに、

「これも少しずつ電池を使っているのでは?」

と気になりました。

登山中は時間を見る機会も多いので、腕時計があればかなり楽。

小さな装備ですが、次回は持っていきます。


8月の仙丈ヶ岳の服装

今回の天候は、

  • 1日目:曇時々雨
  • 2日目:曇時々晴
  • 3日目:曇時々晴

でした。

事前予報では雨の可能性もありましたが、山の天気予報「ヤマテン」も確認したうえで実行。

結果として雨はほとんど降らず、レインウェアは使用しませんでした。

それでもレインウェアは当然必携です。


日中は半袖でも十分

日中はかなり暖かく、

私は、

  • 長ズボン
  • Tシャツ
  • 半袖にもできるシャツ

という服装。

息子は、

  • 長ズボン
  • Tシャツ
  • 薄手の上着

で調整しました。

晴れると山頂でも意外なほど暑くなりました。


朝晩はフリースがあると安心

一方、朝晩に山小屋から外へ出るとかなり寒く感じます。

フリースがあると安心。

標高3,000m級なので、真夏でも防寒着は必須です。


こもれび山荘と仙丈小屋の宿泊費

今回の宿泊費はどちらも同額でした。

こもれび山荘

  • 宿泊日:2026年8月21日
  • 1泊2食
  • 大人1名
  • 小学生1名
  • 合計:25,400円

翌朝から体力全開で登るために前泊しました。


仙丈小屋

  • 宿泊日:2026年8月22日
  • 1泊2食
  • 大人1名
  • 小学生1名
  • 合計:25,400円

登山の負荷を分散し、子どもが登山を嫌いにならないよう宿泊しました。

どちらも「Yamatan・やまたん」からネット予約しました。

山小屋の詳細は、それぞれ別記事で紹介します。


今回一番良かった景色|日本1位〜3位の山を同時に見る

仙丈ヶ岳で最も印象に残ったのは、やはり、

  • 富士山
  • 北岳
  • 間ノ岳

の3座。

日本で標高1位〜3位の山です。

大人だけなら、

「きれいだな」

で終わったかもしれません。

しかし今回は息子と一緒。

「これが日本で一番高い富士山」
「隣が2番目の北岳」
「その隣が3番目の間ノ岳」

と説明しながら眺めることができました。

単に登頂しただけではなく、

子どもに実物を見せながら山の話をできたこと

が、今回仙丈ヶ岳へ来て良かったと思う大きな理由です。


まとめ|仙丈ヶ岳は「本格登山を開始するのに最高の山」

小学2年生の息子と2泊3日で登った仙丈ヶ岳。

今回改めて思ったのは、

仙丈ヶ岳は本格登山を開始するのに最高の山

ということです。

3,000mを超える山。

多少の岩場や鎖場。

森林限界。

山小屋泊。

そして富士山・北岳・間ノ岳をはじめとする大展望。

「これから本格的な高山へ登っていく」

という感覚を味わうには、非常に良い山でした。

日帰りならそれなりに大変です。

しかし、こもれび山荘と仙丈小屋を使って2泊3日にすれば、子どもでもかなり余裕を作れます。

息子にとっても、

乗鞍岳、大菩薩嶺、金峰山、旭岳と経験を積んできて、

今回ついに、

3,000m級の本格登山の入口に立った

という感覚があります。

雷鳥には会えませんでした。

朝の絶景ポイントにも行きそびれました。

だからこそ、また来たい。

私自身2回目の仙丈ヶ岳でしたが、今回改めて「やっぱり良い山だ」と思いました。

子どもと次のステージの登山へ進みたい。

そんな家族には、仙丈ヶ岳をおすすめします。

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