小学2年生の息子と仙丈ヶ岳に登り、山頂直下にある仙丈小屋に1泊しました。
仙丈ヶ岳の山頂から仙丈小屋までは約20分。藪沢カールの中に建ち、背後には仙丈ヶ岳、正面には甲斐駒ヶ岳や鋸岳など南アルプスの山々が広がります。
今回、あえて仙丈小屋に泊まった最大の理由は、子どもの登山負荷を減らすためでした。
北沢峠から仙丈ヶ岳に登って、その日のうちに北沢峠まで下るのではなく、
1日目:こもれび山荘泊
2日目:仙丈ヶ岳登頂→仙丈小屋泊
3日目:北沢峠へ下山
という2泊3日の行程にしました。
結果として、小学2年生の息子でも余裕を残して仙丈ヶ岳に登頂。
そして実際に泊まって感じたのは、仙丈小屋の魅力は単なる「登山の負荷軽減」だけではありませんでした。
山の上で漫画を読み、雷鳥を探し、親子で景色を眺め、生ビールとあんみつを楽しみ、夜には満天の星を見る。
仙丈ヶ岳が「登って通過する山」ではなく、親子で一日過ごす場所になりました。
この記事では、2026年8月に小学2年生と実際に仙丈小屋へ宿泊した経験から、寝床、食事、トイレ、水、充電、景色、子どもとの過ごし方まで詳しく紹介します。
- 結論|仙丈小屋は「泊まること自体」に価値がある
- 今回の仙丈小屋宿泊情報
- 仙丈ヶ岳山頂から約20分|藪沢カールの中にある山小屋
- 小屋の背後は仙丈ヶ岳|正面には甲斐駒ヶ岳
- 大部屋は3階|「南アルプス最難関」の階段を登る
- 子連れだからか今回も端の寝床
- シュラフシーツは必須
- 小学2年生でも問題なく眠れた。ただし本人は少し不安だったらしい
- 昼食は名物「無水カレー」
- 無水カレーは売り切れることも
- 13:30|息子はあんみつ、父は生ビール
- 夕食|豚角煮とエビフライ
- 朝食|焼き鮭・卵焼き・きんぴらごぼう
- トイレは小屋の外|宿泊者は無料
- 夜間は別のトイレを利用
- 渇水中で水道が使えなかった
- 飲料水は500ml・500円
- 歯磨きは可能
- スマホ充電は300円|今回一番困ったポイント
- 山頂付近で泊まるならモバイルバッテリーは必須級
- 楽天モバイルでも意外と電波が入った
- 売店では山バッジやTシャツも販売
- 宿泊者はこもれび山荘より若い印象
- 小学3年生のお母さんとの親子も宿泊
- 小学2年生は山小屋で何をして過ごした?
- 「ザ・ファブル」は止めて「岳」へ
- 今回の本当の目的|親子で雷鳥探し
- 15時頃、地蔵尾根へ雷鳥探し
- 夜の星空に小学2年生がびっくり
- 最大の後悔|朝日を見に行けばよかった
- こもれび山荘と仙丈小屋、どちらが良かった?
- 子連れ仙丈小屋で困ったことは2つ
- まとめ|仙丈ヶ岳を「通過」ではなく「滞在」に変えてくれる山小屋
結論|仙丈小屋は「泊まること自体」に価値がある
先に結論を言うと、仙丈小屋にはまた泊まりたいです。
下界の宿泊施設と比べれば、当然不便な部分はあります。
宿泊時は渇水で水道が使えず、飲料水は500mlで500円。お風呂やシャワーはなく、スマートフォンの充電も有料でした。
それでも、
「この場所に泊まれる」
という体験が、不便さを大きく上回りました。
仙丈ヶ岳山頂直下の標高約3,000m。
目の前には甲斐駒ヶ岳などの山々。
夜になれば下界の灯りがわずかに見え、空を見上げれば満天の星。
背後には仙丈ヶ岳と藪沢カールがあります。
子連れ登山で快適性を優先するなら北沢峠のこもれび山荘。
しかし、
一生残る山の思い出を作るなら仙丈小屋。
私はそんな印象を持ちました。
▶︎小学2年生と2泊3日で登った仙丈ヶ岳の登山記録はこちら

今回の仙丈小屋宿泊情報
2026年8月22日、小学2年生の息子と私の2人で宿泊しました。
宿泊プランは大部屋・1泊2食付き。
大人1人+小学生1人で、合計25,400円でした。
予約は「Yamatan・やまたん」から行い、クレジットカードで事前決済。
予約は3か月前から可能で、今回は予約開始日の朝に申し込み、無事確保できました。
同じ系列のこもれび山荘は予約開始日の朝には一度満室になっていたので、仙丈小屋に泊まりたい日が決まっているなら、早めに予約した方が安心だと思います。
仙丈ヶ岳山頂から約20分|藪沢カールの中にある山小屋
私たちは北沢峠を5:30に出発。
小仙丈ヶ岳を経由し、10:40頃に仙丈ヶ岳へ登頂しました。
そこから仙丈小屋までは約20分。
実は山頂へ向かって登っている途中から、小屋が見えてきます。

すると息子が、
「やっとゴールが見えた!」
と大喜び。
山頂よりも、その後泊まる山小屋が見えたことの方がうれしかったようです。
仙丈小屋は藪沢カールの下にあり、実際に見ると非常に個性的な立地です。
「山頂直下の山小屋」と聞いていましたが、
確かにこれは山頂直下だ。
と納得しました。

小屋の背後は仙丈ヶ岳|正面には甲斐駒ヶ岳
仙丈小屋の景色は素晴らしいです。
背後を振り返れば仙丈ヶ岳。
その斜面には藪沢カール。
小屋の正面には甲斐駒ヶ岳や鋸岳などの山々が広がり、その先には下界の町も少し見えます。
夜になると、その町の灯りも確認できました。

富士山・北岳・間ノ岳は小屋前からは見えませんが、小仙丈ヶ岳方面へ10分ほど登れば見ることができます。
仙丈ヶ岳に登頂したら、そのまま下山する人も多いと思います。
しかし仙丈小屋へ泊まると、こうした景色を急いで通過する必要がありません。
これが今回泊まって感じた、仙丈小屋最大の魅力でした。
大部屋は3階|「南アルプス最難関」の階段を登る
受付や食堂などの共用施設は2階。
私たちの寝床は、その上の3階でした。
2階から3階へ上がる階段はかなり急です。
階段には、
「南アルプス最難関」
と張り紙がされてました。

仙丈ヶ岳を登ってきた後、最後に待っていたのがこの階段です。
3階へ上がると、屋根裏部屋のような大部屋があります。
別の入口から入る別区画の大部屋もありました。

子連れだからか今回も端の寝床
今回も、こもれび山荘と同じく端の寝床を指定されました。
子ども連れだったから配慮してもらえたのかもしれません。
今回は息子が一番端。
寝床は布団タイプで、上半身部分には隣との仕切りがあります。

荷物は寝床上部の棚へ置くことができました。
私たちが泊まった部屋はすべての寝床が埋まっており、体感では小屋全体で30人前後泊まっていたように思います。
おそらく満員に近い状態でした。
シュラフシーツは必須
仙丈小屋ではシュラフシーツが必要だったため、事前に持参しました。
寝るときはシュラフシーツの中に入り、その上から小屋の布団をかけます。
布団の暖かさは十分。
夜に寝ていて寒いと感じることはありませんでした。
ただし外は別です。
夜にTシャツ姿でトイレへ行くと、
「寒っ!」
となります。
トイレへの往復程度なら耐えられますが、夜に外でゆっくり景色を見るなら上着は必要です。
小学2年生でも問題なく眠れた。ただし本人は少し不安だったらしい
周囲のいびきなどは特に気になりませんでした。
朝方になると周囲の登山者が動き始めるので多少物音はします。
息子は翌日、
「仕切りがあってパパが見えなかったから、ちょっと寝にくかった」
と言っていました。
ただし私から見ると、
朝に起こしてもなかなか起きないほど爆睡。
本当にそこまで寝にくかったのかは若干疑問です。
それでも、小さい子どもなら親の姿が見えない仕切りを不安に感じることはありそうです。
昼食は名物「無水カレー」
仙丈小屋へ11:10頃到着。
すると名物らしい「無水カレー」の看板が出ていました。
価格は1,200円。
大盛りは+200円です。
息子に、
「大盛り1つ頼んで2人で食べる?」
と聞いたところ、
「そんなにカレー好きじゃないから、おにぎりでいい」
とのこと。
そのため私は普通盛りを注文。

ところが実際に食べ始めると、
「ちょっと食べたい」
と息子。
食べてみると相当気に入ったようで、結局かなり食べられました。
最初から大盛りにすれば良かった。
無水カレーらしく普通のカレーとは少し違いますが、子どもでも食べやすくおいしいです。
量は一般的な1人前程度。

息子と2人では少し足りず、持参したおにぎりで補いました。
無水カレーは売り切れることも
昼食は宿泊者限定ではなく、普通に看板が出ていたので登山者でも注文できるようでした。
ただし、しばらくすると売り切れ。
大量に用意しているわけではなさそうです。
食べたい場合は、早めに仙丈小屋へ到着した方が良さそうです。
13:30|息子はあんみつ、父は生ビール
昼食後は山小屋でのんびり。
13:30頃には、
息子はあんみつ。
私は生ビール。

山頂直下の山小屋まで歩いてきて、もうこの日は下山しなくていい。
これが最高です。
日帰り登山なら時間を気にして北沢峠へ向かうところですが、今日はここが宿。
ビールを飲みながら山を眺められるのは、山小屋泊ならではでした。
夕食|豚角煮とエビフライ
夕食は17:00。
2階の食堂で食べます。
席は指定制です。
この日の夕食は、
豚角煮、エビフライ、味噌汁、ご飯など。
子どもも大人と同じ内容でした。

味は3,000メートル峰山頂直下とは思えないほど普通においしいです。
ご飯と味噌汁はおかわり可能。
かなりお腹が減っていたのか、息子はご飯をおかわりしていました。
標高約3,000mの山小屋で、温かい料理をしっかり食べられるだけでもありがたいです。
渇水中でしたが、温かいお茶も出してもらえ、おかわりもできました。
朝食|焼き鮭・卵焼き・きんぴらごぼう
朝食は5:00〜6:00の間で指定された時間に食べます。
私たちは5:30。
メニューは、
焼き鮭、きんぴらごぼう、野沢菜漬け、卵焼き、味噌汁、ご飯など。
朝食は自由席でした。

翌日は下山中心なので、しっかり食べて6:30に出発しました。
トイレは小屋の外|宿泊者は無料
仙丈小屋のトイレは小屋の外にあります。男女別。


山頂直下の山小屋という立地を考えれば、十分きれいだと感じました。
一般登山者は1回200円。
宿泊者は無料です。

こもれび山荘は館内にトイレがあったので、それと比べると夜に外へ出る必要があるのは少し面倒です。
夜間は別のトイレを利用
20:00に消灯。
その後、発電機を停止する時間帯は通常のトイレではなく、夜間用トイレを使用する仕組みになっていました。
私は夜用トイレは利用しませんでした。
山小屋からの案内には、夜間・早朝は静かに行動するよう注意書きもありました。
渇水中で水道が使えなかった
今回泊まった日は渇水期。
そのため、水道が普通には使えませんでした。
手洗い用の水も午後3時頃まではありませんでした。
水が当たり前に出るこもれび山荘から来ると、
「ここは本当に山の上なんだな」
と感じます。
飲料水は500ml・500円
飲料水は有料です。
伊那市の案内では、500mlペットボトルが500円。
今回私たちは、2人で500mlの水を4本、合計2L持参しました。
結果的には足りました。
ただ、
あと500mlもう1本あれば安心だった
という印象です。
もちろん山小屋で購入できますが、標高約3,000mでは水は貴重。
少し余裕を持って準備した方が安心です。
歯磨きは可能
トイレの洗面台で歯磨きできます。
排水を処理しているため、歯磨き粉も使用可能とのことでした。
お風呂・シャワーはありません。
このあたりは本格的な山小屋らしい部分です。
スマホ充電は300円|今回一番困ったポイント
今回、仙丈小屋で一番困ったのがスマートフォンの充電でした。
充電は300円。
受付で支払うとスマートフォンに付箋を付けてもらい、指定されたコンセントで充電します。
ただし、
充電速度がかなり遅い。
電力に余裕がないのだと思います。
長時間充電しても、思ったほどバッテリーが増えませんでした。
山頂付近で泊まるならモバイルバッテリーは必須級
今回初めて登山アプリ「YAMAP」を使用しました。
非常に便利だった一方、スマートフォンの電池を思った以上に消費。
自前のモバイルバッテリーを持参していましたが、こちらもかなり減りました。
今回の経験で強く感じたのが、
山頂付近の山小屋に泊まるなら、十分な容量のモバイルバッテリーを持っていくべき。
ということです。
今後の我が家の登山装備で、明確な強化ポイントになりました。
楽天モバイルでも意外と電波が入った
意外だったのが携帯電話の電波です。
私は楽天モバイルを使用していますが、場所によっては普通に電波が入りました。
むしろ北沢峠のこもれび山荘より、仙丈小屋周辺の方がつながりやすいと感じる場面もありました。
もちろん山なので安定した通信を期待する場所ではありませんが、家族へ連絡できる場所があるのは助かります。
売店では山バッジやTシャツも販売
受付と売店は2階入口にあります。
飲み物やお菓子のほか、Tシャツ、山バッジなども販売。
今回私たちは、
仙丈ヶ岳のプレミアム山バッジ1,000円
を購入しました。
息子との3,000m級登山の記念です。
購入した商品のゴミは山小屋で引き取ってもらえますが、自分で持ってきたゴミは持ち帰ります。
靴は2階の靴棚に置き、館内ではスリッパに履き替えます。
食堂は食事時間以外は談話スペースとして利用できます。
宿泊者はこもれび山荘より若い印象
宿泊者は体感で30人ほど。
ほぼ満員だったと思います。
印象的だったのが、北沢峠のこもれび山荘との客層の違い。
こもれび山荘は高齢者やツアー客が多かったのに対し、仙丈小屋は20〜30代と思われる登山者も一定数いました。
ソロ登山者やグループなどさまざま。
外国人は見かけませんでした。
小学3年生のお母さんとの親子も宿泊
子連れは私たちだけではありませんでした。
小学3年生くらいの子どもと、お母さんの2人組も宿泊。
仙丈ヶ岳自体、子どもはかなり少ないです。
登山中に見かけたのも、小学生高学年くらいの子どもを連れた家族がもう1組程度。
そのため、小学生同士が仙丈小屋にいると安心感がありました。
小学2年生は山小屋で何をして過ごした?
11時過ぎに到着してしまうと、夕食までかなり時間があります。
しかし息子は意外と退屈しませんでした。
外へ出て景色を見る。
雷鳥を探す。
そして館内へ戻って漫画を読む。
これを繰り返します。

「ザ・ファブル」は止めて「岳」へ
仙丈小屋には漫画が置いてありました。
息子が最初に読み始めたのが「ザ・ファブル」。
殺し屋の話なので、
「それはやめといたら?」
と言うと、次に読み始めたのが「岳」。
こちらは完全にハマりました。
親としては、
「あそこまで極端な登山はしてほしくないんだけどな……」
と思いながら見ていました。
夜になっても読み続け、
「もう寝るよ」
と言うまでなかなかやめませんでした。
山小屋で退屈するどころか、完全にくつろいでいます。
帰宅後にも、
「山小屋楽しかった」
と言っていました。
今回の本当の目的|親子で雷鳥探し
仙丈ヶ岳で楽しみにしていたもののひとつが雷鳥です。
息子は以前、乗鞍岳で雷鳥を見て以来、かなり興味を持っています。
しかし、この日は天気が良かったこともあるのか、登山中には会えませんでした。
そこで仙丈小屋のスタッフに、
「どこに行けば雷鳥に会えますか?」
と質問。
すると、
大仙丈ヶ岳方面の尾根、仙丈ヶ岳と仙丈小屋の間、地蔵尾根、小屋から小仙丈ヶ岳ルートへ戻る斜面
などを教えてくれました。
15時頃、地蔵尾根へ雷鳥探し
私の直感では大仙丈ヶ岳方面が良さそうでした。
ただ、息子と行くには少し遠い。
そこで15時頃、仙丈小屋から地蔵尾根方面へ行ってみました。

10分ほど歩いて撤収する小さな探索です。
驚いたことに、
私たち以外、誰もいません。
右側が少し切れ落ちている場所もあり、子連れだと若干緊張します。
しかし景色はきれい。
確かに仙丈ヶ岳に何度も来ているような熟練者なら、こちらのルートを歩きたくなる気持ちも分かります。
肝心の雷鳥は……
いませんでした。
息子も意外とあっさり、
「いないね」
と諦めて山小屋へ戻りました。
乗鞍岳で一度会えている余裕でしょうか。
今回は雷鳥に会えませんでしたが、以前登った乗鞍岳では親子の雷鳥を見ることができました。
▶【子連れ乗鞍岳】実際に雷鳥に合えた登山記録はこちら
夜の星空に小学2年生がびっくり
仙丈小屋で一番予想外だった思い出が、夜です。
寝る前に外のトイレへ行ったとき、空を見ると月がありません。
そのぶん、星がものすごくきれい。
息子も、
「星すごい!」
とびっくりしていました。
山頂直下。
周囲にはほとんど人工の光がありません。
私にとってもきれいでしたが、息子には相当印象に残ったようです。
帰宅後、夏休みの宿題の日記に、
仙丈ヶ岳で星がきれいだったこと
を書いていました。
親としては、これだけでも仙丈小屋に泊まって良かったと思います。
最大の後悔|朝日を見に行けばよかった
夕食時、スタッフから翌朝の景色について説明がありました。
小仙丈ヶ岳方面へ10分ほど登った場所や、仙丈ヶ岳山頂まで行けば、さらに良い景色が見られるとのこと。

しかし前日の天気予報はいまひとつ。
「曇りだろう」
と思って息子と爆睡しました。
ところが朝起きて外を見ると、
思ったより天気が良い。
小屋前からでも甲斐駒ヶ岳方面の空が明るくなっていく様子を見ることができました。

きれいでした。
でも、
「これならもう少し早く起きればよかった……」
とも思いました。

仙丈ヶ岳山頂も小屋から約20分。
息子を連れてでも現実的に行ける距離です。
次回仙丈小屋に泊まるなら、朝は早起きして絶景ポイントまで行きます。
こもれび山荘と仙丈小屋、どちらが良かった?
今回、2泊3日で両方に宿泊しました。
比較すると性格はかなり違います。
快適さなら「こもれび山荘」
北沢峠にあるため、水を普通に使用できます。
トイレも館内。
今回1階の2段ベッドだったこともあり、カーテンを閉めれば親子でかなり快適に過ごせました。
「宿泊施設としてどちらが快適?」
と聞かれれば、こもれび山荘です。
▶︎小学2年生と泊まったこもれび山荘の宿泊レビューはこちら
体験なら「仙丈小屋」
一方、仙丈小屋には、
山頂直下の藪沢カール。
目の前の甲斐駒ヶ岳。
夜の星。
朝の山。
雷鳥探し。
という圧倒的な立地があります。
多少不便でも、
「山の中で一晩過ごした」
という感覚はこちらの方が強いです。
子連れに特化した山小屋ではありませんが、小学生が過ごすうえで大きく困ることもありませんでした。
子連れ仙丈小屋で困ったことは2つ
今回、特に気になったのは、
水とスマートフォンの電池。
この2つです。
水は購入できます。
充電も有料でできます。
つまり致命的に困るわけではありません。
ただし下界と同じ感覚ではいけません。
次に泊まるなら、水は少し余裕を持ち、モバイルバッテリーは今より容量の大きなものを準備します。
それ以外は小学2年生と泊まっても特に困りませんでした。
まとめ|仙丈ヶ岳を「通過」ではなく「滞在」に変えてくれる山小屋
仙丈小屋に泊まって一番良かったこと。
それは、登山の負荷を減らせたことだけではありません。
仙丈ヶ岳に滞在できたこと。
これだと思います。

山頂へ登る。
写真を撮る。
そのまま下山する。
それでも仙丈ヶ岳は素晴らしい山です。
しかし今回は違いました。
山頂を越えたら、そのまま藪沢カールの中へ。
昼には無水カレー。
午後は息子と雷鳥探し。
息子は漫画「岳」を読み、私は生ビール。
外へ出れば甲斐駒ヶ岳。
夜になれば街の小さな灯り。
そして見上げれば満天の星。
翌朝も、目が覚めればまだ標高約3,000mの世界です。
私自身、山頂付近で一晩過ごしたのは、20代の頃に槍ヶ岳直下でテント泊して以来でした。
でも今回は小学2年生の息子と一緒。
山の上で息子とこうして一日過ごせること自体が、楽しいというより幸せでした。
次に泊まるなら、今度こそ早起きして朝日を見たい。
そして息子がもう少し成長したら、大仙丈ヶ岳方面にも歩いてみたい。
仙丈ヶ岳をただ登るだけではなく、
この山で親子の時間を過ごしたい。
そんな人には、仙丈小屋での一泊をおすすめします。



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