北海道最高峰・旭岳(標高2,291m)は、一度は登ってみたい憧れの山です。
今回は7歳の息子と一緒に登頂してきました。
結論から言うと、小学生でも登頂は可能ですが、決して楽な山ではありません。特に下山はガレ場が続くため、体力だけでなく集中力も必要でした。
この記事では、実際の登山時間や子どもの様子、服装、持ち物、危険箇所まで詳しく紹介します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 訪問日 | 2026年7月28日(火) |
| メンバー | 私・7歳の息子(姿見駅までは妻・5歳の息子も同行) |
| 天気 | 晴れ時々曇り |
| 最高気温の体感 | 姿見駅周辺は快適、山頂はガスがかかり寒い |
| 登山時間 | 約6時間 |
当日の行程
- 6:30 駐車場到着
- 7:00 ロープウェイ乗車
- 7:30 姿見駅出発
- 8:00 姿見の池(ここで妻・下の子と別行動)
- 9:00 7合目
- 9:20 8合目
- 9:50 9合目
- 10:00 ニセ金庫岩
- 10:05 金庫岩
- 10:20 旭岳山頂
- 10:40 下山開始
- 12:30 6合目
- 13:00 姿見の池
- 13:30 姿見駅
- 13:45 ロープウェイ乗車
- 14:00 山麓駅で家族と合流
ロープウェイ・駐車場情報

ロープウェイの往復料金(トップシーズン)は、
- 大人:3,500円
- 小学生:1,100円
- 未就学児:無料
でした。
所要時間は約10分。
私たちは始発には乗れませんでしたが、行き・帰りとも待ち時間はなく、乗車率は行き3割、帰り8割程度でした。


駐車場はロープウェイ前が500円。
朝6時半では空きが目立ち、帰りは増えていましたが満車ではありませんでした。
少し離れたラビスタ大雪山付近には無料駐車場もありましたが、子連れだったため有料駐車場を利用しました。
姿見の池から本格登山開始

姿見駅周辺は散策路になっており、姿見の池や噴煙を上げる地獄谷を見ることができます。
ここまでは妻と5歳の息子も一緒に歩きました。


姿見の池で別れ、ここから親子2人で北海道最高峰を目指します。

姿見の池から先は一気に本格的な登山道となり、登りが続きます。
7歳の息子は登れた?
結論から言えば、登頂できました。
ただし簡単ではありません。

30分ごとに休憩し、お菓子を食べながらゆっくり進みました。

8合目を過ぎた頃から疲れが見え始め、
「もう帰った方がいいんじゃない?」
「ママたちも待ってるし。」
と言い始めました。
それでも無理に急がせず、
「少し休もう。」
「あと少しだけ頑張ろう。」
と励ましながら進みました。

山頂直下では
「限界。」
と言われましたが、私が先を見に行くと本当にあと20mほど。
「本当にすぐそこだよ!」
と声をかけ、最後の力を振り絞って登頂しました。

山頂では疲れた様子もなく、石遊びを始める姿を見て、「まだまだ子どもらしいな」と思わず笑ってしまいました。

帰る頃には「ママに会いたい」と言い、満足して下山を開始。
さらに驚いたのは、翌日に筋肉痛も疲労もなかったことです。
登山を重ねるたびに体力がついていることを実感しました。
一方で5歳の下の息子だと現在は登頂できるいイメージはわかないです。
一番大変だったのは下山
旭岳で最も注意したいのは下山でした。
登山道は火山特有の小石や砂利が多く、非常に滑りやすくなっています。
私も息子も何度も転びました。

息子は
「歳だから腰が痛い。」
と7歳とは思えない一言。
思わず笑ってしまいました。
子どもはルート選びが苦手なので、先に歩かせると急な場所を直登・下山しようとしてしまいます。
親が前を歩き、踏み跡をたどるルートを見せてあげるだけでかなり歩きやすくなると感じました。

山頂からの絶景

山頂はガスがかかり寒かったものの、黒岳方面だけは雲が切れました。
広がる大雪山の山々を見ながらおにぎりを食べる時間は最高でした。
「あの向こうまで縦走したら楽しそうだな。」
と思わず口にすると、
息子から一言。
「帰るよ。」
現実に引き戻されました。
帰りには旭岳から麓を見下ろす景色も素晴らしく、うっすら見えた十勝連峰にも目を奪われました。

高山植物との出会い
今回の登山では高山植物が見頃でした。
特に印象に残ったのは、
- チングルマ
- イワブクロ
- ミヤマリンドウ
- ミヤマアキノキリンソウ
など。
帰宅後は子どもたちとBiomeを使って植物を調べるのも楽しい時間でした。
中でもエゾイワツメクサはレア度A判定。

登山だけでなく、植物観察も旭岳の大きな魅力だと感じました。
動物は見られた?
期待していたナキウサギには会えませんでした。
ヒグマも気配はなく、安心して歩けました。
姿見駅には熊情報マップがあり、登山道にも熊の目撃情報は掲載されていました。

森林限界を越えると見通しが良く、周囲にも登山者がいたため、不安はそれほど感じませんでした。
熊鈴は使用しましたが、熊スプレーは持参していません。
帰りの車ではキタキツネを見ることができ、最後に北海道らしい景色を楽しめました。

服装・持ち物
7月でも山頂は予想以上に寒く感じました。
私も息子も半袖に羽織を着ていましたが、山頂付近では息子はフリースに着替え、ホッカイロも使用しました。
持って行って良かったものは、
- レインウェア
- フリース
- 熊鈴
- 水
- お菓子
- おにぎり
- 稲荷寿司
- ホッカイロ
- おにやんま君
- 帽子
です。
水は2人で2L持参しましたが、実際に飲んだのは約500mlでした。
ただし天候によって必要量は大きく変わるため、多めに持つことをおすすめします。
トイレ・電波
トイレは姿見駅にあります。
また姿見の池避難小屋では携帯トイレ専用ブースが利用できます。
今回は息子が途中でトイレに行きたくなり、携帯トイレを初めて使用しました。
姿見駅の自動販売機で購入できるので安心です。

スマホは楽天回線を使用しましたが、姿見駅周辺はややつながりにくく、逆に山頂付近の方が通信状況は良好でした。
実際にかかった費用
- ロープウェイ:8,100円(大人2人・小学生1人)
- 駐車場:500円
- 昼食・飲み物:約1,500円
- 携帯トイレ:500円×2
- 山バッジ:650円
※宿泊費・レンタカー代・ガソリン代は別途必要です。
良かった点・気になった点
良かった点
- 北海道最高峰ならではの圧倒的な景色
- 高山植物が非常に豊富
- 子どもの成長を実感できた
- ロープウェイのおかげで日帰り登山もしやすい
気になった点
- 下山は滑りやすく転倒しやすい
- 夏でも山頂はかなり寒い
- 軽装の登山者も見かけたが、安全のため十分な装備がおすすめ
まとめ
旭岳は、ロープウェイを利用すれば北海道最高峰に挑戦できる魅力的な山です。
一方で、本格的な登山道が続くため、決して「気軽な散策」ではありません。
それでも、山頂から眺める大雪山の景色、高山植物、そして親子で登頂した達成感は、一生の思い出になりました。
小学生との登山を考えている方は、時間に余裕を持ち、安全装備を整えて挑戦してみてください。きっと忘れられない一日になります。


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