2024年10月、5歳と3歳の子どもを連れて、紅葉の立山黒部アルペンルートを2泊3日で旅行しました。
今回のメンバーは、私たち夫婦と子ども2人に加え、私の父・母・妹を合わせた7人。
1日目に富山を観光し、2日目に富山県側から立山黒部アルペンルートを横断。大町温泉郷に宿泊し、3日目は長野市・善光寺を観光して東京へ戻りました。
実際に行ってみると、アルペンルートは登山をしなくても標高2,000mを超える山の世界を楽しめる場所。
5歳・3歳の子どもと祖父母を含む三世代でも問題なく横断できました。
特に室堂のみくりが池、大観峰から見た紅葉と山々、そして巨大な黒部ダムは印象に残っています。
この記事では、我が家が実際に回った2泊3日の行程を紹介します。
我が家の立山黒部アルペンルート2泊3日
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旅行日 | 2024年10月19日(土)~10月21日(月) |
| 日数 | 2泊3日 |
| メンバー | 私・妻・長男5歳・次男3歳・実父・実母・実妹 |
| 1日目 | 東京→富山観光 |
| 2日目 | 富山→立山黒部アルペンルート→大町温泉郷 |
| 3日目 | 大町温泉郷→長野・善光寺→東京 |
| 往路 | 上野→富山:新幹線 |
| 復路 | 長野→上野:新幹線 |
| ベビーカー | 使用せず |
| 抱っこ紐 | 使用せず |
なぜ三世代で立山黒部アルペンルートへ?
今回の旅行で一番大きかったのは、父と母が元気なうちに、孫と一緒に山の景色を楽しんでもらいたかったことです。
以前から両親が「いつか立山黒部アルペンルートへ行ってみたい」と話していました。
標高の高い場所を歩く旅行となると、年齢を重ねるほど体力面で難しくなってきます。
それなら、子どもたちが小さい今のうちに行ってしまおうと考えました。
子どもたちにとっても、祖父母と一緒に旅行した記憶が残ります。
さらに、子どもたちには小さいうちから山の景色に親しんでもらいたい。
私自身も、一度は有名な黒部ダムを見てみたいと思っていました。
そして狙ったのが紅葉シーズン。
結果として天候にも恵まれ、紅葉した立山黒部アルペンルートを三世代で楽しむことができました。
1日目|朝から富山を観光
6:20 上野から新幹線で富山へ
旅行初日は朝早く上野駅を出発。
6:20頃の新幹線に乗り、8:20頃には富山駅に到着しました。
まずは駅前にあるホテルヴィスキオ富山へ向かい、荷物を預けます。
ホテルが富山駅前にあるので、到着直後に大きな荷物を置いて、そのまま身軽に観光できたのは便利でした。
9:20 富岩運河環水公園へ
最初に向かったのは富岩運河環水公園。
公園内にあるスターバックスコーヒー富山環水公園店で休憩しました。

運河と公園を眺めながら過ごせる、富山観光のスタートにちょうどいい場所です。
10:50 富岩水上ライン
続いて富岩運河を走る遊覧船「富岩水上ライン」へ。
富山駅周辺だけで終わらず、船から富山の街を見る体験を加えられました。

11:30 富山県美術館で祖父母と合流
富山県美術館で父・母・妹と合流。

館内にあるレストラン「ビビビとジュルリ」で昼食をとり、その後は美術館を楽しみました。

子連れで特によかったのが、屋上庭園「オノマトペの屋上」。
子どもたちが遊べる場所になっていて、5歳と3歳の息子たちは祖父母と一緒に走り回っていました。
美術館というと幼児には少し難しいイメージがありますが、屋上で遊べることで三世代でも過ごしやすかったです。

16:30 ホテルヴィスキオ富山へ
夕方、ホテルヴィスキオ富山にチェックイン。
今回このホテルを選んだ最大の理由は立地です。
富山駅前なので、
「初日は荷物を預けて富山観光」
↓
「駅前のホテルに宿泊」
↓
「翌朝そのまま立山黒部アルペンルートへ出発」
という流れを作れました。
今回のように富山観光とアルペンルートを組み合わせるなら、駅前泊はかなり使いやすいと思います。
富山の寿司と富山ブラックも楽しむ
17:00頃から「廻る富山湾 すし玉 富山駅店」で夕食。
せっかく富山に来たので、家族で富山湾の寿司を楽しみました。
さらに18:30頃、私だけ「麺屋いろは」へ行き、富山ブラックも追加。

そして家族が寝た21:30頃から、これまた私だけタクシーで「スパ・アルプス」へ。
富山のサウナまで楽しみ、初日は終了しました。
2日目|立山黒部アルペンルートを富山から長野側へ横断
今回の旅行のメインです。
ホテルを5:30に出発し、富山県側から立山黒部アルペンルートへ入りました。
実際のタイムスケジュール
| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 5:30 | ホテルヴィスキオ富山出発 |
| 6:00頃 | 電鉄富山駅出発 |
| 9:30頃 | 立山駅到着 |
| 9:45 | 立山ケーブルカー |
| 10:10 | 立山高原バス |
| 11:00 | ホテル立山で昼食 |
| 12:00~13:00 | 室堂散策 |
| 13:10 | 立山トンネルトロリーバス |
| 13:20 | 大観峰 |
| 13:30 | 立山ロープウェイ |
| 13:40 | 黒部平 |
| 14:10 | 黒部ケーブルカー |
| 14:20 | 黒部ダム |
| 15:30 | 関電トンネル電気バス |
| 15:50 | 扇沢から路線バス |
| 16:30 | 大町温泉郷・緑翠亭 景水チェックイン |
※2024年の旅行時は室堂~大観峰間を「立山トンネルトロリーバス」が走っていましたが、現在は立山トンネル電気バスに変わっています。
この日は電鉄富山から立山へ向かう電車が遅延。
本来なら1時間程度の区間ですが、予想以上に時間がかかってしまいました。
朝食は電車内でおにぎりを食べています。
旅行で一番大変だったのは、結果的にはこの電車の遅延でした。
ただ、これは不可抗力なので致し方ありません。
一番良かったのは室堂
今回のアルペンルートで一番良かった場所を一つ選ぶなら、やはり室堂です。

標高の高い場所まで乗り物で一気に上がると、突然景色が変わります。
室堂では約1時間散策。
雷鳥には出会えませんでしたが、みくりが池がきれいで、周囲にそびえる立山を間近に感じられました。

昔、私は立山と剱岳にテント泊で登ったことがあり、室堂まで来ると「このまま立山に登りたい」衝動が出ますが、今回は幼児と両親を含む三世代旅行。
登山はせず、室堂散策までにしました。
実際、アルペンルートを横断しながら立山まで登るとなると、日帰りでは時間的にかなり厳しいです。
登山まで組み込みたいなら、室堂周辺などアルペンルート内で1泊する旅程にしたいところです。
当初は弥陀ヶ原ホテルへの宿泊も考えましたが、今回は富山観光を優先して断念しました。

紅葉なら大観峰からの景色が印象的
紅葉という意味で特に印象に残ったのは大観峰。
山肌の紅葉と周囲の山々、その奥に黒部湖が見える景色は、立山黒部アルペンルートならではでした。
乗り物で移動しながら標高が変わっていくため、同じ紅葉シーズンでも場所によって景色が変化していきます。

今回は紅葉目的で訪れましたが、狙いどおり秋の立山黒部を楽しむことができました。
黒部ダムはやはり巨大だった
そして、私が個人的に楽しみにしていた黒部ダム。
実際に目の前にすると、さすがの大きさです。
写真で何度も見ていましたが、巨大な構造物を山の中に造ったスケール感は、現地で見ると印象が違いました。

訪れた10月後半は観光放水の時期ではなかったため、放水は見られませんでした。
一度くらいは放水も見てみたいところです。
5歳・3歳でもアルペンルート横断は問題なし
行く前は幼児を連れてアルペンルートを横断することに多少不安もありました。
しかし、実際には5歳・3歳とも問題なく横断できました。
今回まとまって歩いたのは室堂散策くらい。
ベビーカーも抱っこ紐も使用せず、荷物はそのまま持ってアルペンルートを横断しました。
むしろ長男は、
「次は何に乗るんだろう?」
というように、次から次へと違う乗り物が登場すること自体を楽しんでいました。
ケーブルカー、高原バス、トロリーバス、ロープウェイ、地下ケーブルカー、電気バス。
子どもにとっては、山の絶景だけでなく「乗り物を乗り継ぐ旅」でもあります。

紅葉シーズンでも混雑で困ることはなかった
訪れたのは10月19日の日曜日。
紅葉シーズンでしたが、今回の旅行では混雑で大きく困る場面はありませんでした。
各乗り物も、基本的には次の便を待つ程度。
一番人が多いと感じたのは室堂でした。
観光客だけでなく登山客もいるためだと思います。
それでもホテル立山での昼食はほぼ待ち時間なく入れました。
午後の黒部ダムは室堂ほど人が多くなく、売店のベンチも少し待てば座れる程度。
少なくとも今回については、混雑が原因で予定が崩れることはありませんでした。
10月後半の服装
富山市内や大町温泉郷では、長袖Tシャツだけで過ごす時間もありました。
一方、アルペンルートでは基本的に長袖の上に羽織るものを着用。
母だけは軽めのダウンジャケットを着ていました。
天気が良かったので室堂でも快適に過ごせましたが、黒部ダム周辺では少し肌寒さを感じました。
この日は雪や路面凍結はありませんでした。
標高差が非常に大きいルートなので、富山市内の気温だけを基準にせず、脱ぎ着できる防寒着を持っていくのが安心です。
2泊目|大町温泉郷「緑翠亭 景水」
アルペンルートを長野県側へ抜けた後は、大町温泉郷へ。
今回泊まったのは「緑翠亭 景水」です。
大町温泉郷を選んだ理由は、何よりアルペンルートを横断した後の立地の良さ。
宿については極端に比較検討したわけではなく、料金とホームページを見て居心地が良さそうだったことから選びました。
実際に泊まって印象に残ったのが、部屋の大きな窓。
そこから見える鹿島川周辺の景色がきれいでした。

夕食・朝食はいずれも和食。

子どもから祖父母まで三世代で一緒に楽しめる食事だったのもよかったです。
子ども用の浴衣もありました。
朝早くからアルペンルートを横断した一日だったので、そのまま大町温泉郷で温泉に入って泊まれるのは楽でした。
3日目|長野へ移動して善光寺観光
最終日は朝をゆっくり過ごし、10:30にチェックアウト。
ここで父・母・妹とは別行動になり、私たち4人で長野市へ向かいました。
10:50 大町温泉郷から高速バス
大町温泉郷から高速バスに乗り、長野駅へ。
富山県側からアルペンルートを横断すると、旅の最後は長野県側になります。
東京へ帰る我が家にとっては、この方向が便利でした。
13:00 長野駅前で信州そば
長野駅到着後は「ぼっち」で昼食。
信州そばを食べました。
富山では寿司と富山ブラック、長野では信州そば。
移動型の旅行だからこそ、それぞれの地域の食事を楽しめます。
14:20 巨大なぶどうパフェに長男大喜び
善光寺へ向かう途中、「パティスリー平五郎」へ。
ここで食べたのが、ぶどうが大量にのった大きなパフェ。
これには長男が大喜びでした。

山やダムだけではなく、こういう時間も子どもとの旅行では記憶に残ります。
15:00 善光寺参拝
最後に善光寺を参拝。

富山から立山黒部を横断して長野へ抜け、そのまま東京へ帰るだけでもいいのですが、せっかく長野まで来たので善光寺まで組み込みました。

16:30頃の新幹線に乗り、18:00頃に上野へ到着。
2泊3日の三世代旅行が終了しました。
富山→長野方向に横断してよかった
今回アルペンルートを富山県側から長野県側へ横断しましたが、東京から行く我が家にはこの方向が合っていました。
初日は新幹線で富山へ行って観光。
翌日にアルペンルートを横断し、最終日は東京に近い長野側から新幹線で帰宅できます。
最後に富山まで戻る必要がありません。
2泊3日で富山観光まで楽しみたいなら、
東京→富山→立山黒部アルペンルート→大町→長野→東京
という一筆書きのルートは使いやすいと思います。
三世代旅行としてちょうどよかった
今回の旅行を振り返ると、5歳・3歳の子どもと両親を含む三世代旅行としては、2泊3日でちょうどよかったと思います。
特に印象に残っているのは、子どもたちが祖父母と遊んでいたこと。
富山県美術館の屋上、ホテル、移動中など、観光地そのもの以上に祖父母と過ごした時間を楽しんでいたように感じます。
子どもがもう少し大きくなり、自由に山を歩けるようになったら、私はアルペンルート内でもう1泊して立山登山まで組み込みたいです。
さらに冒険するなら剱岳へ。
ただ、5歳・3歳の幼児を無理に登山へ連れていく必要はありません。
今の年齢なら、乗り物を乗り継ぎながら室堂や大観峰、黒部ダムを楽しむだけで十分でした。
まとめ|登山をしなくても家族で山の絶景を楽しめる
立山黒部アルペンルートの魅力は、本格的な登山をしなくても、公共交通を乗り継ぐだけで山の中へ入っていけることです。
今回、5歳・3歳の子どもと祖父母を含む7人で横断しましたが、大きな問題なく旅行できました。
特によかったのは、
- 立山を間近に感じる室堂とみくりが池
- 紅葉と山々を見渡せる大観峰
- 圧倒的なスケールの黒部ダム
- 次々に違う乗り物へ乗れる体験
- 三世代で一緒に山の景色を楽しめたこと
です。
これまで山にほとんど興味がなかった人にも、一度はこうした景色を見てほしいと思います。
そして子どもにも、「こんな世界があるんだ」と体験させてあげてほしい場所です。
本格的な登山は、興味を持ってからでも遅くありません。
まずは家族みんなで乗り物に乗って、標高2,000mを超える山の世界へ。
立山黒部アルペンルートは、その最初の一歩としても非常に面白い場所でした。


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